Berlin Note 音楽雑誌、ポータル・サイト、CDのライナーノーツなどでお馴染みの音楽ライター、
浅沼優子さんのベルリン・レポート的コラム

2012/4/26

"Berlin Note" #23
「Marcel Dettmann Japan Tour」
 

こんにちは!ゴールデン・ウィークですね!この時期の大物来日ラッシュは凄まじいものがありますが、みなさんパーティー・プランは立ちましたか?
私もMarcel Dettmann Japan Tourに同行のため一時帰国中なんですが、行きたいなぁと思うイベント盛りだくさんですね!

まずは、Marcel Dettmann Japan Tourの予定を改めて。お近くの方はぜひ遊びに来て下さい!!
大阪、名古屋、東京は私も会場におります。残念ながら長崎は行けませんが、Surgeonとの共演というかなり贅沢な一夜。九州のテクノヘッズはぜひ!!




5/2(水)
Groove At Heart with Surgeon
長崎ORB
http://at-orb.com/


5/3(木)
POWWOW
大阪某所(TBA)
http://powwow.nu/


5/4(金)
GUSH with DJ Nobu
名古屋MAGO
http://www.club-mago.co.jp/




5/5(土)
Sound of Berghain with DJ Nobu
東京eleven
http://www.go-to-eleven.com/

他三都市も間違いないラインナップと会場で、私自身とても楽しみであります!先々週末、Berghainでマルセルのプレイを確認して参りましたが、ばっちり冴え冴え。
一年半以上ぶりとなる来日で、本人も超楽しみにしているとこのこと。ご期待下さい!!

これ以外でベルリン勢といえば、InnervisionsからDixon王子が5/3のRainbow Disco Club(http://www.rainbowdiscoclub.com/)に出演。
Tobias.先輩も出演が決まりました。私は残念ながら行けませんが、Jeff MillsのThe Wizardセットもあるし、かなり惹かれる内容です!

さらに、5/4にUnitで行われるCalmさんのリリース・パーティー(http://www.unit-tokyo.com/schedule/2012/05/04/120504_calm.php)にStefan Goldmannが出演します!
以前Ele-King.comに掲載した本邦初インタビュー(http://www.dommune.com/ele-king/columns/regulars/tanztanzberlin/001995/)で触れましたが、今週から3ヶ月間、
京都のゲーテ・インスティチュートの施設に滞在しているんです。
5/19に京都で行われるThe Star Festival(http://www.thestarfestival.com/)にも出演しますので、関西方面の方はぜひこの機会に!
日本での出演はかなり久々ですので。いずれも超豪華ラインナップです!TobiasとStefanは5/5のelevenにも来るよう誘っておきました。
一応来ると言っていたので、フロアで見かけるかもしれませんよー。(残念ながらDixonはフェスだけ出演してとんぼ返りだそうです。)

私は全然関係ないんですが、ベルリンからBurnt Friedmannも来日しますね。
4/29のUnit(http://www.unit-tokyo.com/schedule/2012/04/29/120429_burnt_friedman.php)と、
5/2の大阪TRIANGLE(http://www.clubberia.com/events/192969-BURNT-FRIEDMAN-Bokoboko-Tour-Osaka/)はお友達も多数出演するので行きたいと思ってます。


パーティー・ニュースに続き、リリース・ニュースも。
我が北の兄弟、Tha Blue Herbが5年振り4枚目のアルバム『Total』を5/9に発売!(UGオンライン・ストアでご予約受付中です!)
今回も全曲リリックの英訳やらせて頂きました。めっちゃ大変でしたぁ〜(汗)。
ご存知の方はご存知と思いますが、Tha Blue Herbとは伝説となっている東京六本木COREでの初ライブで出会い、
色んな縁が重なって、それ以来ずっとサポート&お手伝いしております。
ビデオを作っている森田君もそう。リリックの訳だけでなく、札幌まで出向いてインタビューしたり、ツアー同行して北見まで
行ったり、フジロックやライジング・サン、毎回お約束のリキッドルーム… と数々の特別な思い出を共有する、私にとって
特別なグループです。
主張とメッセージがはっきりしている分、好き嫌いも分かれますが、私は初めてあのライブを見た日から今まで、変わらず
最大限のリスペクトを持っています。ライブを見たことがない方はぜひ一度だまされたと思って行ってみて頂きたい。
他のどんなアーティストとも違う、独特の緊張感、精神性、説得力のある圧倒的なパフォーマンスです。
よく言うんですが、私は「ラッパーとDJは生で見るまで判断しない」と決めてます。
録音物が素晴らしいことも実力のうちですが、この二つに関しては、現場で客をロック出来ない人は本物じゃないと思う。
それを踏まえても、Tha Blue Herbは本物中の本物です。
前フリ長くなりましたが、そんな彼らが3.11のショックを経て作り上げた、絶望と希望の音と言葉。
ずっしりと重みのあるアルバムです。
リリックの英訳は本当に難しいし、詩には様々な解釈がありますが、「10年以上彼らを見てきた私以上にBOSSの言葉の意味を
汲み取れる奴はいない!」と信じて気合い入れて一生懸命やりました。アルバム買ったら見てみて下さい。



artist :THA BLUE HERB
title : Total
cat no. :
TBHR-CD-020 / TBHR-043
label :
Tha Blue Herb Recordings
fmt : CD / 3LP



artist :IORI
title : NEXUS
cat no. :
BITTA10001
label :
Bitta
fmt : CD

同じく5/9に、今度は我が千葉の兄弟、DJ NOBU主宰の新レーベル、〈Bitta〉から第一弾リリース、Ioriさんのアルバム
『Nexus』が出ますよ(http://www.futureterror.net/news/future_terror/dj_nobu_new_label_bitta.html)!
実はまだIoriさん本人にはお会いしたことないんですが、既にPhonicaやPrologueからのリリースでヨーロッパでも
認知/評価されている数少ない日本人アーティストの一人(でも、意外と日本人ってことは知られてないかもしれない)。
ディープで壮大で、ちょっとサイケデリックなサウンドは、NOBU君のレーベルに相応しいとひどく納得。
アルバム収録曲はこちらから、サンプル試聴可能です: http://soundcloud.com/bitta-2/iori-nexus-1
Ioriさんにとっても初のアルバム、CDリリースとなる本作、実に楽しみ。今後の〈Bitta〉の動きにも要注目です。
(私も裏方でイロイロ手伝う予定。)
とりあえず、レーベル・ローンチ・パーティーが5/26にLiquidroomであるそうです
http://www.futureterror.net/news/dj_nobu/dj_nobu_new_label_bitta_launch_party_on.html)。
こちらは残念ながら行けませんが、行ける方はぜひ!!

最後になりましたが、今週日曜日にVincent Radio(http://vincentradio.com/)に出演することになりました。
22:30〜に、なんかベルリンの音楽のこととか喋る予定です(笑)。
それくらいざっくりとしか決まってないのですが、お暇な方はチューンインしてみて下さいませ!



2012/4/11

"Berlin Note" #22
「Sound Signature Sounds Vol.2/ Moodymann/ addicted to "adidas"」
 

こんにちは!すっかり春かと思ったベルリン、週末は雪降りましたー。何だコレ!?
近所のクラブでEric Duncan見た帰りに寒いなーと思いながら歩いていたら、そのときの気温は0℃だったらしいし!
4月の天気はコロコロ変わり易いんだそうです。

2週間前になりますが、Theo Parrish @ Wax Treatmentは大成功&大盛況に終わりました!
セオも気合い入ってか前日からベルリン入りして、当日の夕方Hard Waxで合流。
お店のブースでがんがんレコードを試聴しまくり、結構10枚くらい買っていた様子。レゲエを結構チェックしていたみたいでした。
その後Mark Ernestus氏お気に入りのセネガル料理屋でゴハンを食べたんですが、初めて食べたセネガル料理かなり美味しかった!
MarkさんはNdaggaのプロジェクトで最近よくセネガルに行っているそうで、セネガル人ばかりでセネガルのテレビ番組が流れる
店内で、色々セネガルの話を教えてくれました。その後なんとMarkさんのスタジオにお邪魔!
もともとのHard Wax(現在は移転した新しい店舗)があった場所が現在は個人のスタジオになっているそう。
セオもMarkさんの巨大なモジュラー・シンセ・システムを見て「なんじゃこりゃ〜!?」とのけぞる程、 職人の作業部屋って感じの
スタジオでした。 こういうときに、私にもう少しパパラッチ根性があればiPhoneででもパシャっと撮るところですが、そういうの
出来ないんですよね… フォト・ジャーナリストには絶対なれません。
実はセオはベルリン到着時に飛行機に預けたレコードが届かなかったハプニングに見舞われ、「ガーン!!」となってましたが、
パーティー当日には間に合って届きました。ホッ。結局会場に持って行ったレコード・バッグは三つ!やる気!
会場のHorst Krzbrgに着くと、もうPeteやTikimanやシステムの管理をしているFiedelやらがばっちりスタンバっており、
間もなくして本番スタート。
Markさんもストリクトリー7インチ・レゲエ・セット(最近はSeratoでのプレイが多かったんですが)で、レコード勝負モード。
セオもKillasanの鳴りが相当気に入ったようで、Mark & Tikimanの時点でノリノリでした。
12時を過ぎると会場もかなり埋まってきて、1時にはもうほぼ満員に。
Tikimanが持ち前のエネルギッシュ(かつメロウ)なパフォーマンスで十分にフロアを温め、1時半にセオに交代し、6時までプレイ。
その後Peteが最後を締めくくりました。



artist : MARK ERNESTUS PRES. JERI-JERI
title : Break Away
cat no. :
ND01
label :
Ndagga
fmt : 12inch



artist : THEO PARRISH
title : Sound Signature Sounds Vol.2
cat no. :
SSCD06
label :
Sound Signature
fmt : CD


この日のセオは、本人も「今までドイツでプレイした中で最高のセットだった」と言う程素晴らしく、私もここ数年で聴いた中で
一番良かったと思いました。お客さんもベルリン中から音楽ファンが集ったという感じで(ミラノの友達はわざわざこのパーティー
のために飛んで来たし!)、すごい熱気と盛り上がりでした!
温かくて厚みのあるKillasanの音に合うような曲を、セオも選んで持ってきていたようでした。
あまりテッキー/アシッドな曲はかけず、ソウル、ファンク、ディスコ、レゲエ、ヒップホップなどをかけてました。
楽しすぎてあっという間だったなぁ。後半に来た友達はなんと2時間も並んだとか!
もともとそれほどキャパがあるクラブではないので、定員オーバーで入場制限がかかっていたんですね。
Wax Treatment史上でも(5月のオープンエアを除いて)最高の動員数だったと思います。
とにかく出演者も関係者もみんな満足のパーティーとなり、私も感無量でした…(涙)。
「セオはぜひまたやりたい!」と言っていたそうなので、第二回に早くも期待♪

と、楽しいパーティー体験だったわけですが、実はリリースの方でもニュースがありますよ。
もうすぐ発売になる、〈Sound Signature〉のコンピCD、『Sound Signature Sounds Vol.2』
の日本流通盤のライナーを書かせて頂きました!
ちょうどベルリンに来る直前に製品盤が届いたところだったらしく、私は一足先に頂いちゃいましたよ!
セオのリリースの中でも、かなりのマイナーどころ、レアどころの曲を集めたコンピ、ぜひ聴いてみて下さい。
ほとんどが10年以上前の作品ですが、ほんとタイムレスだなーって感心しちゃいます。
もともとトレンドとか全く関係ない人なので、いつ聴いても印象が変わらないですね。
そんなセオ・フィーバーな一週間でした。

そういえば、セオの盟友ムーディーマンが、今アメリカのTOYOTAの展開する自動車ブランド、SCIONのサイトで
無料EPダウンロードをやっていますね。
ただでさえデータのリリースがないのに、無料だなんて!ご存知なかった方はぜひこちらをチェキった方がいいですよ。
http://www.scionav.com/collection/947

もう無料ダウンロードは出来なくなっちゃいましたが、Omar SのこのEPも昨年無料配信されてたんですよね。
http://www.scionav.com/collection/947#!collection/753

日本のトヨタでもこれくらい熱い音楽プロモーションやって欲しいものです。

先週末、こちらはイースター休暇で木曜〜月曜ノンストップで鬼のパーティー・ラッシュだったんですが、
その豪遊記を書くとだいぶ長くなりそうなので今回は止めて… ちょっと宣伝を。

以前お知らせした雑誌『TRANSIT』のドイツ特集号が絶賛発売中です!
http://transit.ne.jp/contents/magazine/transit16.php
『ベルリン・天使の詩』でよく知られるベルリンのシンボルのひとつ、ラヴ・パレードの終着地点としても有名な
ジーゲスゾイレ戦勝記念塔が表紙になっています。
先日私のところにも見本誌が届いたんですが、改めてベルリンのページを見てみて、まあ寒そうなこと(笑)。
ほとんどがー10℃以下の気温の中撮影されてますからね!
夏はもっと明るくて楽しいところなんですが。でも、冬の寒さにこそベルリンの本質があるようにも感じたりして。
ベルリンだけでなく、ドイツの情報が満載な読み応えある雑誌になってますので、ぜひ見てみて下さいね。
ちなみに私、原稿はドイツ全国クラブ紹介ページだけ書きました。nd_baumecker大先輩の協力のもと、ドイツ各都市の
通好みなクラブをピックアップしてますので、ドイツで夜遊びする予定のある方はご参考に!



さらにさらに、昨年の終わりに通訳としてかなりガッツリとお手伝いさせていただいたadidas本ももうすぐ発売!
雑誌『SHOES MASTER』(http://www.shoesmaster.jp/)の別冊ムック、『Sneaker Tokyo Vol.4 〜 addicted to "adidas"』です。
内容の一部はこちらのリンクから見られますよ。
http://special.shoesmaster.jp/contents/0013.html
adidas本社、工場、コレクターのお宅、アメリカ本社などを訪ねて、100年近いこだわりの歴史から最新テクノロジー、
エッジの効いた限定アイテムまで、adidasの靴作りについてとことん掘り下げた内容(になっているはず!)。
私も取材に全部同行したおかげですっかり詳しくなっちゃいました(笑)。
そして、ドイツのものづくりにかける理念の高さを感じさせる、いい会社だな、と本当に感心しました。
レコード好きにはスニーカー好きの方も多いし、スニーカーのコレクターの話を聞いていたらまるきり言ってることが
レコード・コレクターみたいで、妙に親近感が湧いたりも。
こちらはまだ出来上がった本を見ていないのですが、きっといい内容になっているはずなので、興味のある方はぜひどうぞ。
このシリーズのPuma版はPuma社員に配られた程の内容だったそうですよ!

ゴールデン・ウィーク関連のニュースもイロイロあるんですが… それはまた次回に!


2012/3/28

"Berlin Note" #21
「Innervisions/ Jeff Mills/ Theo Parrish/ RBMA」
 

こんにちは!ベルリンはすっかり春です!お天気続きで太陽の恵みをひしひしと感じる今日このごろ。先週から急に自転車に乗りまくり始めたので、太ももが筋肉痛です…

さて、前回書いた、BerghainとPanorama Bar両方を使って開催されたInnervisions Überallですが、やはり大盛況でした。
ペース配分を考えて、日曜の朝10時から出勤致しましたが、到着時は意外と落ち着いていて、やはり午後からの伸びが凄かったです。
注目を集めていたÂme&Dixonのテクノセットは、「まあまあ」というのが正直なところ。
平均的にいいプレイをしたとは思いますが、やはりいつもの彼らのPanorama Barでの爆発的な勢いはなかったかな。スタイル的には彼らのハウスセットの延長という感じでした。
その後バトンタッチしたBen Klockが、さすがの迫力で攻めまくり、「ああ、やっぱこの人がここの王子や…」と皆が納得したのでした。
その分、夕方からのDixonのPanorama Barは「やっぱこの日とはこっちの王子や…」と納得の盛り上げっぷりでした。
そのプレイを終えて、Berghainのところで遭遇したDixon、Benのプレイを見ながら、「僕のセットはやっぱBerghainじゃなかったよね?」と言うので、
「ウン、悪くなかったけどね、Berghainはこの人だね」と二人で深く頷きました。そのBen様、なんと17:00開始でプレイ終了したのは月曜3:00。
金・土もフルにプレイした後の、10時間セットでした… テクノDJは何より体力ですなぁ=3 Dixon後に登場したLaurent Garnier先生も凄かったです。
あんな混んでるPanorama Barは元旦以来!?つーほどパンパンで、プレイも息もつかせぬアゲアゲっぷり。朝3時間ライブを経ての、怒濤の4時間セット、お見事でしたー!
(ちょっと終盤は個人的には派手すぎてついていけませんでしたが。)

Innervisionsといえば、最近好評を得ているÂmeのライブのEPが新譜になって出ます(オンラインショップでは既に販売中)。こちらで視聴できますのでどうぞ。
大バコ感、アンセム感ありますねー。



先週は、Jeff Mills御大がAxis Recordsの20周年を記念してTresorで6時間セットをプレイする!というので、ひっさし振りに行って参りました。
Tresorはカッコいいクラブだし、めちゃリスペクトしてるんですが、いかんせん客層が… この日は私の周りの音楽好きで、普段は絶対Tresor行かない連中
(移転後の方は行ったことないという人も多数)もかなり行ったので、いつもとは違うかなーという淡い期待を抱いて入ったんですが、結局いつもと変わらず…(涙)。
Tresorフロアではなく、より広いGlobusという方のフロアでのプレイだったんですが、なんかやっぱり集中できなくて残念でした。
音もあまり良くないし、前の方の客が10人くらいデジカメやらiPhoneでジェフのDJしてるとこ写真撮ったり録画したりしてるし。
あれ、ホント興ざめですよね。有名DJだし、あの手さばきを記録したい!という気持ちも分からなくはないですが… そんなの撮ったってほどんど見えないよ!
結局友人たちと、「これがBerghainだったらハマれたのにね…」という話になってしまいました。

恐らく4〜5年振りにDJしているJeffさんを見ましたが、Jeffさんは全然変わらず。
ブースには4台くらいCDJが置いてあるように見えましたが、詳しいセッティングが分かりませんでした。
この日は ロングセットで、序盤はテンポゆっくりめで、徐々にビルドアップしていく流れ。
私はJeffさんのテクノを「緊急事態」と形容してますが(笑)、終盤はそりゃまあ緊急事態で。大変でした。
多分これの前に最後に聴いたのは「WIRE」で大トリをやったときでしたが、あのときも殺されるか思いましたね…
でも、予定よりも早くバッサリ終わってしまって、何だか「アレッ?」て感じ。次に出演するはずだったBlake Baxterがまだ到着しておらず、
急遽Vince Watsonがプレイしてましたけど、何か腑に落ちない終わり方で、「?」マークが浮かんだまま早めに退散したのでした。

そのJeffさん、GWは日本でThe Wizardとしてプレイするみたいですね!ミックスなどはいくつも聴いてますが、実はThe Wizard名義でのDJプレイは聴いたことがない!
残念ながらMarcel Dettmannツアーと被っているので今回も聴けそうにありませんが、今年はデトロイトのMovement http://www.movement.us/ でも
The Wizardで出演するそうなので、そっち行くか…!?

 

 

さて、今週はといいますと、またBoiler Room Berlinがあります。
http://boilerroom.tv/boiler-room-berlin-008-leisure-system-clark-kuedo-addison-groove-emika-dj-ned/
Leisure SystemというのはBerghainで金曜日に定期的にやっているエレクトロニカ系のパーティーで、
今回はそれ周りの人たちが出るようです。
Clarkは日本で専属通訳したことがあるんですが、お互いベルリン在住なのに会ったことがない!
ので、久々に会いたいですね。
Emikaは逆によく顔を合わせるんだけどライブ見たことない!ので見たいし。大注目しているレーベル、
〈50WEAPONS〉からアルバムを出したばかりのAddison Grooveも見てみたい。
しかしながら、このBoiler Room、招待制なので誰かに招待してもらわないといけないんです。
Emikaたんに頼んでみようかな… というわけで、無事招待してもらえたら行って来ます!
行けなかったらストリーミングで見よう。
後日アーカイヴもされますので、気になる方は2〜3週間後にサイトをチェックしたら見れると思います。

そして待ちに待ったパーティーがこちら!Theo Parrish @ Wax Treatment!!
日本からやってきたレゲエ・サウンドシステム、Killasanを使用したHard Wax主催の月イチパーティー、
Wax Treatment http://waxtreatment.de/
これ、私ほぼ皆勤で通ってるんですが、私がベルリンに来て最初に書いた入魂記事
Wax Poetics Japan 07号。詳しくは: http://www.waxpoetics.jp/blogs/yuko/2009/12/15/76/ )も、
「なぜKillasanが遠く離れたベルリンでHard Waxのパーティーで使われているのか!?」を追った
原稿でした。ぶっちゃけ長い話なので、興味ある方はぜひ07号を読んで頂きたいんですが、
ホントいい話で。個人的に一番思い入れのあるパーティーなんです。
普段は主にダブステップ系のDJやアーティストが出るんですが、今回はセオが登場!
しかも、これ、あたいのアイディアなんす!

ベルリン嫌いのセオさんが「ベルリンには俺がやりたいハコがない!」と嘆いていたのが1年以上前。
「Wax Treatmentでやったらどうかしらん!?♪♪(あのシステムであの低音聴きたいぞ!)」と思い、
Mark Ernestus氏に直訴してみたんです。
そしたら、Markさんも「それ楽しそ!やってくれるならやって欲しい!」というので、動き出したのが
ちょうど1年くらい前。着想から実現まで約一年を要しましたが、遂に今週金曜日に開催されます!!
ヤターーー!!セオがベルリンでやることもあまりないし、Wax TreatmentにセオみたいなDJが
登場するのも珍しいので、既に各方面でかなり話題になっている模様。
そして共演にはMark Ernestus & Tikimanも!!ウーン、この並びだけでも嬉しすぎる!
ベルリン来て良かった(笑)!そしてレジデントのPeteももちろん出演です。
みんなどんなのかけるのかな!?

ちなみに、ほとんどの方はご存知だと思いますが、このWax Treatment、ポッドキャストも配信中。
http://waxtreatment.de/podcast/ さっそく最新のをPeteが上げてますが、前回担当のScratchも
とてもいいDJです!私はWax Treatmentでしか聴いたことないですが、ベルリンでかなり地道に
がんばっている人らしく、Bボーイズムを感じるタイトなプレイでかなり好み。



セオさんと言えば、ドイツ・テレコムが運営する音楽プログラム、Electronic Beatsの無料DVDマガジン、
『Slices』http://www.eb-slices.net/ の最新号で大フィーチャーされてます!
私も先週もらってきてまだ見てないんですが、金曜日までに見よう。
日本でももらえるお店がいくつかあったと思いますが、確実に手に入れたいという方は、
ウェブサイトから注文できます(ただし有料)。

そして最後に、2012年のRed Bull Music Academy http://www.redbullmusicacademy.jp/ の応募締め切りが
迫ってますよ!4/2消印有効です!
アカデミー自体は9月末から11月頭にかけてです。
音楽に関連した活動をされている方、英語でapplication formを書き、現地でも英語でコミュニケーション出来る方は、
ぜひNYCで開催されるRBMAに応募スベキ!!
私が仕事で少し関わっているから宣伝するわけじゃなありません!
実際に昨年のマドリッドでのRBMAに行って、本当に面白いイベントだったので、こんないいチャンスを
逃して欲しくない!という気持ちからです。
確か去年は3000人の応募があって、60人しか選ばれないのでものすごい競争率ではありますが、
日本からはまだまだ応募が少ないようなので、英語圏の国などと比べると確立は高いと思います。
全て無料でニューヨークご招待、アゴアシ付き、毎日刺激的なアーティストのレクチャーと毎晩コンサートに
クラブ・イベント、さらには何でも揃ったレコーディング・スタジオが使い放題、そして色んな国からの
おもろい他の参加者とも友達になって一緒にセッションしたり出来る!こんな夢みたいな話ありますか!?他にない!!
特に、今後本気で音楽活動や音楽ビジネスをやろうとしている人には、ぜひチャレンジして頂きたいです。

これにちなんだフリーペーパー、『PLAY, JAPAN!』のお仕事もさせて頂きましたー。
いくつかのレビューと、クラブRobert Johnsonのサウンドシステムに関する取材記事、Global Communicationの
インタビュー記事など書かせてもらいました。
そろそろレコード屋さんやクラブに並んでいる頃だと思いますので、見かけたら手に取って下さいね。

ではまた!

 


 



2012/3/15

"Berlin Note" #20
「Innervisions x Oukan, Marcel Dettmann Japan Tour 2012」
 

こんにちは!
先週はずっと何だか風邪気味で、ずっと喉が痛くて後半は頭も痛くて珍しく不調でした。
金曜日は〈Sushitech〉のパーティー(フライヤー参照)があってどうしても
Delano Smithのライブが見たかったので不調ながら無理して行ったんですが…
Delanoさんのライブが素晴らしく、その後バトンタッチしたDerrick Mayがやはり
ハズさないプレイで、あまり好きじゃないWatergateなのに結構楽しんでしまい、
翌日帰ったら、なんか風邪が治ってました。
これまでの経験から言うと、クラブ荒治療って結構効くんですけど、私だけでしょうか!?

そのDelano Smithさん、遅れて来た新人!遂にデビュー・アルバム出ましたね。
Derrickの先輩だから50歳オーバーだと思うんですが… なんてセンスの良さなんでしょ。
デトロイトの人って歳取っても音が老けないですよね。
もしかして私が一緒に老けているだけなんでしょうか?
いずれにしても私はかなりステキだと思っているアルバムです。
特に「Odyssey」、「Invitation Only」辺りがツボです!

http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=18533

Artist : DELANO SMITH
Title : An Odyssey
Label: Sushitech
Cat No: Sush017-3

商品はコチラからご覧頂けます!

さてさて今週は、Innervisionsが事件でございます。
なんと土曜日にBerghain/ Panorama Bar両方を使っての大Innervisions祭り開催。
話題となっているのはBerghainでDixon & Âmeがテクノセットをプレイするということ!
前代未聞です。彼らのDJは数え切れないくらい聴いていますが、テクノセットはないです。
イイのかしら?どんなテクノかけるのかしら?全然想像がつきません。
しかも、Laurent Garnier先輩もBerghainでL.B.S.でライブ、その後Panorama Barで
DJ、とフル出場。
他にもRed ShapeLil Tonyなども出ます。
Innervisions勢のPanorama Barでの破壊力は毎回凄まじいものがあるので、
今回はさらに凄そう。こ、これはまた月曜昼まで続きそうな予感… 恐ろしい。

http://www.berghain.de/event/384


 


それだけに留まらず、パーティー前にはベルリンに昨年オープンしたばかりの
日本をコンセプトとしたブティック/カフェ、〈OUKAN〉にて、Innervisionsとの
コラボレーションが始まるのを記念し、お店で20:00〜23:00時にレセプション・
パーティーが予定されています。
DJもあるっぽいです。そこではウーロンハイやらおにぎりが振る舞われるらしい!
久々のウーハイ目当てに駆けつけたいと思います。

これ、どんなコラボかというと、Innervisionsの面々がセレクトした、それぞれ日本に
ちなんだ音楽や本、それにIV37 Âme Live EPが先行発売されます。
今後3ヶ月、店舗で展開されるそうなので、レセプション・パーティーに来れない方も、
ベルリンを訪れる機会がある方はお店をチェックしてみて下さいね。

http://www.oukan71.com/

 

テクノセットではありませんが、Dixonが1月のBoiler Room Berlinに出演したときのプレイがビデオとオーディオでアーカイヴされました。まだチェックしていない方はどうぞ!

http://boilerroom.tv/dixons-30-min-mix-2/

そして最後にビッグなお知らせ。
少し先になりますが、Marcel Dettmann Japan Tour 2012が決定しました!
予定は以下の通り。

5/2(水)
Groove At Heart with Surgeon
長崎ORB
http://at-orb.com/

5/3(木)
POWWOW
大阪某所(TBA)
http://powwow.nu/

5/4(金)
GUSH with DJ Nobu
名古屋MAGO
http://www.club-mago.co.jp/

5/5(土)
Sound of Berghain with DJ Nobu
東京eleven
http://www.go-to-eleven.com/

濃いぃ〜〜4日間ですね。ひとつひとつのパーティーが濃い!超人的体力の持ち主のMarcelなら大丈夫とは思いますが、常人には真似出来ないスケジュールです。
でもがんばって頂きましょう♪お近くの方も、そうでない方もGWなので小旅行でもして頂いて、奮ってご参加下さいませ!





2012/3/2

"Berlin Note" #19
「Sound of Panorama Bar/ Peter van Hoesen/ TBH」
 

こんにちは!ベルリンもやっと気温が10度くらいまで上がって来て、 春の訪れが感じられるようになってきました。

前回はSound of Berghainのことを書かせてもらい、実際のパーティも大盛況だったようで嬉しい限り。
先週末にShedとDJ Pete本人に会いましたが、「本当に楽しかった!!」とコーフン気味でした。
特にDJ Peteはまあまあ自由時間もあったので、Oathのパーティーに遊びに行ったりもして、 だいぶ楽しんだようです。
しかも、DOMMUNEで一緒に出たRyosuke君、Oathで見たKabuto君、Yusaku Shigeyasu君、 それにelevenで共演した
DJ Nobu君と、みんな素晴らしいDJだったと感心しておりました。
ですから「でしょ〜!!??」って言ってやりましたよ。
やっぱね、日本のDJはレベル高いですよ、ホントにそう思います!


さて、そんなBerghainの余韻も覚めやらぬ中、今週はまた同じくelevenでSound of Panorama Barが開催されます。
しかも3/3のおひな様の日ですよー。メイン・フロアは全員ゲイDJという画期的なパーティーです(笑)。
でも実際の話、BerghainもPanorama Barもゲイ・クラブなので、お客さんもゲイとストレートがごちゃ混ぜ状態で
あることが理想的なんです。Sound of Panorama Barは、Panorama Bar体験をしてもらう趣旨ではなく、あくまでも
Panorama Barのサウンドを体験してもらうというものですが、フロアも本場の状態に近い方が望ましい。
日本ではまだなかなかそういうパーティーがないので、今回には期待しております。
私も普段こちらでゲイ友とばかりパーティーに行っておりますが、ホントにパーティーにかける意気込みが違うって
感じで、楽しいんです。

http://go-to-eleven.com/schedule/detail/551/2012/3

既にeleven出演が3回目になるProsumerはもう紹介する必要もないかと思いますが、もう一人のPanorama Barレジデント、
nd_baumeckerについてはあまりご存知ない方も多いと思います。名前の読み方もよく分からない…ですよね?
アンディ・バウメカーさんといいます。(エンディでもいいけど。)私もベルリン行くまで知りませんでした。
私がアンディの存在を知ったのは、まだ住む前に、ダニエル・ワンから「ベルリンのシーンのことを取材したいなら
アンディをインタビューしろ」と言われたのが最初でした。
2008年だったかな?で、何者なのかダニエルに聞いたところ、「僕がベルリンに来るきっかけになった人。とにかく
ベルリンのシーンで一番重要な人だよ!」と言われたのでした。
そのときはまだよく分からなかったので取材せずじまいだったんですが、その後だんだんと分かって来ました。
Berghainのブッキング業務をしていて、Panorama BarのレジデントDJ、しかもその前は黄金期のフランクフルト、
ハイデルベルグ、マンハイムなどでずっとクラブの仕事をして来た人物だったのです。
「あの人だよ」と教えてもらって見たら、んーー、何ともタダ者ではない鋭い目つき!
これはヤバそうな人だとずっと思っていました。

その後、直接話す機会なども徐々に増えていって、今ではときどきお家にもオジャマしたりするくらい仲良しになりましたが、
家にあるレコードの量がハンパない!
しかもドテクノからディスコ、ニューウェーヴ、エレクトロニカやかなりエクスペリメンタルなものまで、めちゃ幅広く網羅
してるんです。
DJ歴も相当長いので、前にDSKE君と遊びにいったときは、Sven Vaethの最初のレコードとか引っ張り出して来て聞かせて
くれたりもしました。
DJプレイも当然幅広く、どんな時間帯でも、誰の前でも後でも、Panorama BarでもBerghainでもプレイ出来てしまう人です。
ベルリンは割とハウスならハウス、テクノならテクノ、ディスコならディスコと一辺倒な人が多い中、希少なタイプのDJと
言えます。

今回、elevenの出演が決まって「夢が叶った」と言っていたアンディ、Yellow時代にプライベートで遊びに行ったことが
あって、「ここでDJやりたい」とずっと思っていたそうです。
そんなわけで、相当気合い入ってらっしゃいますので、ぜひとも東京近郊の方でベルリン・サウンドに興味がある方は
体験してみて下さい!共演のDSKE君はProsumerともndとも何度も共演していますし、個人的にも仲良しなので、
めちゃくちゃ楽しいパーティーになると思います。これも、私も行きたかった!!



おすすめミックス:

Prosumer @ Beats in Space http://www.beatsinspace.net/playlists/599

nd_baumecker SoundCloud http://soundcloud.com/ndbaumecker





 

最近の他のお仕事では、Peter van Hoesenのスタジオ取材に行ってきましたよ!
うちの近所、クロイツベルグ地区でRitter Butzkeというクラブの上階にあるんですが、
知り合いのエンジニアにデザインしてもらい、自分たちでホームセンターで資材を
買って来て完全DYIで作ったという、出来立てホヤホヤの自慢のスタジオです。
DIYといっても、プロのマスタリング・スタジオ並みの完成度。
マルセル・フェングラーとシェアしているんですよ。
かなり気に入っていて機能的にも申し分なく、作業が捗ってジャンジャン曲が
出来てるらしいです。

3/15発売の『Sound & Recording』4月号のBeat Makers Labというコーナーに
掲載されますので、ご興味のある方はぜひ見てみて下さい。

http://www.rittor-music.co.jp/magazine/sr/

そして同じ頃、3/14には遂に、Tha Blue Herbの待望のニューシングルが発売に なります。
TBHはセカンド・アルバムからずっとリリックの英訳を手伝わせてもらっていて、
今回もやらせて頂きました。
3.11後、ほとんど沈黙を守っていたBOSSの言葉、悩み抜いて考え抜いたことが伝わる、
絞り出されるようなメッセージには誰もが心打たれるんじゃないでしょうか。
私は特にB面の「HEAD UP」という曲に本当に感動して、半ベソで翻訳しました。
言葉もそうだけど、O.N.Oさんの旋律もまた、なんか揺さぶってくるんですよね…
まだ曲自体は聞けませんが、予告編CMが公開されたので、まだ見ていない方はこちらをどうぞ。

 


2012/2/17

"Berlin Note" #18
「TRANSIT, eleven 2nd Anniversary x Sound of Berghain」
 

こんにちは!前回から今日までの間、急激な寒波に襲われていた欧州ですが、
今週に入ってやっと少し暖かくなりました… 一時はー19℃まで下がり、
そんな折に家の暖房が故障したりしてなかなか大変でしたが、何とかサバイブしました。

その間、ちょうど日本から2週間取材にいらっしゃったご一行がいて、 色々お手伝いさせて頂きました。
旅の雑誌、『TRANSIT』http://www.transit.ne.jp/ の編集長さんとフォトグラファーさんです。
もともと雑誌好きでこういう仕事を始めたワタクシ、正直今面白いと思える雑誌はとても少なく
なってしまったんですが、『TRANSIT』はとても素敵な雑誌で、かなり自分でも買いそろえていました。
¥1800という決してお安くない値段ですが、それだけのクオリティーがあると思います。
その『TRANSIT』が次号はドイツ特集をやるのです!
私もちょっとクラブに関するページを書かせて頂いた他、撮影や取材のコーディネートをお手伝いしました。
いっちばん寒い二週間に…(笑)。外での撮影などはかなり過酷だった
ようです。どんな誌面になるのか、まだ分かりませんが、もしかしたら私も登場するかも…!?

3/23発売なので、少し先になりますがドイツに興味がある方、ベルリンに興味がある方、旅行を考えている方は
ぜひチェックしてみて下さい。

そして今週末は、私のベルリンでの兄貴分、DJ PeteがShedと一緒に日本に上陸!

いつもお世話になっているクラブelevenがめでたく2周年を迎えるということで、
光栄にも2周年記念パーティーを一緒に企画させて頂きました。
もちろんDJ NOBUも参戦の『Sound of Berghain』、今夜です、今夜!
Shedは一昨年の来日でもタイトかつドラマチックなライブセットを披露してくれて大評判でした。
それ以来、約一年半振りの来日です。
今夜は東京ですが、明日土曜日には大阪にも行きますよ!しかもこちらは間違いないDJ CMTと一緒!
この前の大阪訪問時にお会いしたFUMI君がウォーミングアップをしてくれるようで、安心の布陣です。
どちらもいいパーティーになりそうです!
DJ Peteも、これまでにScionとしては何度も来日していますが、単独DJとしては意外にも初めてです。
いつもBerghainでやっているような硬派なテクノセットをゴリッと披露してくれるはずなので、
こちらもお聴き逃しなく(東京のみですが!)。東京の方は、ぜひ早めに会場入りして下さいませ…

 

 

 


そんなわけでなんだかんだと忙しくしていたんですが、実は真冬のベルリンは濃い文化行事がいろいろあります。
外に出て遊べないので、屋内で楽しめるものを考え出したって感じでしょうか。

現在はベルリン映画祭が開催中。去年は4〜5本観に行ったんですが、今年は時間がなく行けなさそう…
先日通りかかったのでレッドカーペットだけ野次馬で覗いて来ました。
なんか子役の男の子みたいなのが通っていて、凄いフラッシュを浴びていましたが、誰だったんだろう…?

また、アート方面でも注目の展覧会が開催中です。まずは日本が誇るアーティスト、池田亮司さんの個展『db』。
Hamburger Bahnhofという、ベルリン中央駅近くの現代美術館でやっています。
http://www.smb.museum/smb/hbf/exhibition.php?id=32934&lang=en 私はまだ行けてないんですが、
音楽関係者もみんな注目しているようで、周りの人たちがたくさん行ってます。私も今週か来週には行きたい!

一方でドイツが誇るアーティスト、ゲルハルト・リヒターの大掛かりな回顧展、『Panorama』も
Neue Nationalgalerie(新国立美術館)も今週から始まりました。
http://www.smb.museum/smb/kalender/details.php?objID=29733&datum=12.02.2012+00:00
リヒターの作品はケルンに行ったときに結構見ることが出来たんですが、気品があって美しいんですよね。
こちらもゆっくり時間を取って近いうちに行きたいものです。

池田亮司さんは4月まで、リヒターは5月まで開催されているようなので、近々ベルリンを訪れる方は
行ってみてはいかがでしょうか。

 



2012/1/25

"Berlin Note" #17
「 King of Diggin' in Berlin! 」
 

こんにちは!
先週ベルリンではファッション・ウィークなるものが開催されておりました。
年に2回、1月と7月にあるんですが、まあパリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークみたいな
ファッション都市にしたい!という野望が感じられるものの、ハイファッションというよりは
カジュアル/ストリート系の方が注目を集めているようです。


学生時代からカネは全て音楽につぎ込んで来たのでファッションには疎いワタクシ… なのですが、
今回はまたadidasさんのお仕事で少し関わらせてもらい、BREAD & BUTTER
http://www.breadandbutter.com/)という大きな展示会に行ったり、adidasの展示会にも
オジャマさせて頂きました。


今回の私のミッションは、DJ MUROさんの取材通訳&現地アテンドというもの。
なんと、King of Diggin'が初めてベルリンに上陸するというではありませんか。
MUROさんは今年の初夏に発売される、オリンピック限定モデルのデザインをされたということで、
そのお披露目会に出席した以外はほとんどレコ屋巡り…


私ももちろんかつては中古のレコードもよく買いに行っていたんですが、仕事などで忙しくなったことと、
何より引越の際にレコードが多すぎてあまりに大変だったので、あまり買わなくなりました。
特にベルリンに来てからは、ほとんど新譜しか買ってませんでした。
そんなわけで、中古をディグるのは実に久しぶり。
でも、やっぱり行くと楽しいんですよね〜!!

 

しかもMURO氏と一緒になんて、なかなかある機会じゃありません。
ヒップホップ女子だったので、当然Microphone Pager時代から存じ上げておりますが、意外にもこれまで個人的にお会いしたことがなく。
今回初対面だったんですが、「ホントにレコード好きな人なんだなぁ〜」と痛感しました。当たり前ですけど!
通常モードだとかなりメロウなMUROさん、一歩レコ屋に足を踏み入れるとプロの動き。
私なんか久しぶりですし、そんなに知識もないので、いちいち裏ジャケのクレジットを凝視したりしているわけですが(それも楽しい)、
MUROさんは気になったレコードを取り出すのも、試聴するのも、もの凄い手際の良さ。
しかも、ポスターや雑貨など、レコード以外のものもくまなくチェック。さすがっす。


MUROさん曰く、ベルリンはディスコもの(ヨーロッパ盤)が充実しているのと、7インチにちゃんとジャケがついているところがいい!とのこと。
掘り出し物、けっこうあったみたいですよ!色んな店にあったヴィンテージものの7インチケースもたくさん購入していました。
あと、お店のスタッフがみんな親切だと仕切りにおっしゃってました。お店側の人も、「タダ者じゃないな」というのがすぐ分かったのでしょう。




ちなみに、今回3日間に渡って巡ったレコード屋は以下の通り。

- Melting Point
- Musik Department
- The Record Store
- Franz & Josef
- OYE Records
- Soultrade
- Hard Wax
- Comeback Records

詳細はこちらのサイトにきちんとまとまってますので、ベルリンで中古をディグりたいという方はぜひご参考に!

http://record-shops.org/berlin/

今回は行けませんでしたが、Power Park Recordstoreもオススメです。

中古掘る楽しさを思い出してしまい、またちょくちょく行ってしまいそうです〜!





2012/1/13

"Berlin Note" #16
「 年末パーティー・マラソン 」
 

新年あけましておめでとうございます。
今年も引き続き、よろしくお願いします!

さて、前回の予告(予定)どおり、怒濤の年末パーティー・マラソンを必死で走ってる間に年が明けていました。
Liquidroomで祝い酒を飲みまくったくらいしか年明けの実感がないまま、2日にベルリンに戻って参りました。
さすがに経由地のロンドンに着いたときには酒も抜けてましたが、飛行中は結構な二日酔いというか酔いに苦しめられつつの帰路となりました…

一ヶ月半ぶりのベルリンは、びっくりするような暖冬で、東京より暖かいんじゃないかというほど。でも毎日天気が悪くて、とっても暗く雨が多いです。
12月ちゅうもずっとそんな感じだったようで、みんなうんざりしている様子。私も戻ってきて一週間が経ちましたが、本当にアガらない天気。なんか冴えないっすー。
ついつい出不精になってしまう感じ。本来ならしばらくゴロゴロ引きこもりしてハードスケジュールの疲れを取りたいところですが、何だか戻って早々いろいろ忙しくなってしまい、今は出張先のハイデルベルグでこれを書いています。

でも今回の日本滞在は本当に楽しく、身体は疲れましたが(笑)、ポジティブなエネルギーをいっぱい吸収出来ました。
様々な難しさを実感する場面も多々ありましたが、改めて実感したのは、私は音楽の現場が好きだし、現場にいる人たちが好きだということ。
特に日本の現場は、「やっぱり愛があるなぁ〜」と感じました。よく外国人DJなどが、「日本は特別だ」とか言いますが、その気持ちも段々分かってきたような。


12/23に司会をさせてもらったRed Bull Music AcademyのJoe Claussellレクチャーでは、
Joeがイロイロいい話をしてくれたんですが、特に印象に残ったのが
「みんながダンスできる場所を守って行かなければならない」という話。
音楽ファンの憩いの場だった、レコード・ショップが減ってしまって悲しい、という話題から
クラブの話にまで広がったのですが、「人と人が携帯やコンピューターを介してではなく、
直接顔を合わせて時間を共有することはとても重要。今はそれが不足している。
中でも、クラブのように見ず知らずの人同士が楽しい時間を共有できる場所はこれまで以上に
大事にしていかなければならない。
今はクラブをやっても簡単にお金が儲かる時代ではない。
だからこそ、(会場だった)elevenのような場所は本当に愛情を持った、こうした場所の
重要性を理解している人たちによって運営されているし、我々はそんな彼らをサポート
していくべきだ。
レコード屋などが減ってしまったのは悲しいこと。
だからこそ、今ある場所を無くさないように、守って行こう」という内容の話を
力説していました。これには私も深く同意。
一人部屋でレコードを聴いたり、iPodで音楽を持ち歩くのも結構ですが、やはり音楽は
多くの人と共有してこそ、 その素晴らしさが増幅されるもの。
そういう場所や機会は、本当〜に大切だと思います。



今回色んなところで遊ばせてもらい、新旧たくさんの友人や知人とそれを共有できて、心底楽しかったです。
中でも特にLiquidroom、eleven、DOMMUNE、Underground Galleryのスタッフの方々には大変お世話になりましたし、またそのプロ意識の高さや音楽や
パーティーに対する情熱には心動かされました。
アーティストやDJの方々ももちろんですが、一般のお客さんには見えにくい裏方さんたちの渋い仕事ぶりにも感動しました。
そういう人たちがたくさん集まって、初めていい現場って出来上がるんだなぁ、と。当たり前のことを再確認して帰ってきた次第です。
ベルリンに越してから今まで一切ホームシックになったことはなかったんですが、今回は帰りの飛行機で(酔っぱらっていたのもあってか)
ちょっとおセンチになってしまいました。

私も、いい音楽やDJ、アーティストを紹介し、多くの人に楽しい思い出や、感動をお届けできるよう、今年もさらにがんばるぞーっと!

さらなる今年の抱負は、心身共にさらに健康にすること、そして、もうちっとドイツ語が出来るようになること… あんま自信ないけど、がんばりますぅ。

では、みなさんにとっても良い音楽に溢れた、素敵な年になりますように!

(画像は年末パーティー・マラソンで駆け巡ったパーティーの一部。)







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C. 2011. Underground Gallery